-

バークレイズ、今年1月に続き世界銀行の「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」発行をアレンジ

2019年6月7日

食品ロスと食品廃棄問題の解決に貢献

バークレイズ証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木曽 健太郎)はこのたび、世界銀行(国際復興開発銀行、通称IBRD:International Bank for Reconstruction and Development)による「サステナブル・ディベロップメント・ボンド(世銀債)」の発行においてアレンジャーを務めました。これは期間3年のロシアルーブル建て債券(発行額: 52億4,000万ロシアルーブル、約8,100万米ドル相当)で、主に日本国内の個人投資家向けに、岡三証券株式会社を通じて2019年6月3日から27日まで販売されます。

世界銀行は1944年に設立が合意された国際開発金融機関で、現在189の加盟国が出資して運営されています。世界中で「極度の貧困を撲滅」し、「繁栄の共有」を持続可能な形で実現することを使命としています。サステナブル・ディベロップメント・ボンドで調達された資金は、開発途上国支援のための教育・保健・インフラ・行政・農業・環境・女性の社会進出等の幅広い分野のプロジェクト融資の原資となっています。

今回発行されたサステナブル・ディベロップメント・ボンドは、世界的に深刻な問題となっている「食品ロスと食品廃棄」への世界銀行の取り組みをプロジェクト事例として採り上げています。開発途上国では、食料の生産から流通までの過程で発生する食品ロスが多く、世界銀行は農村部のインフラ強化や近代化プロジェクトなどに取り組んでいます。本件によりこの問題に対する世界中の人々の意識が高まることも期待されています。

バークレイズ証券の木曽健太郎代表取締役社長は、「今回の世銀債を通じて、現在世界規模で課題となっている食品ロスと食品廃棄問題に対する認知度の向上および問題解決のために、これだけの規模で日本の投資家の皆さんの資金が活かされるのは社会的に大変意義のあることです。バークレイズはこれまでグローバルでESG債やグリーンファイナンスに積極的に取り組んできており、日本では今年1月にも海洋保護と人々の水と衛生へのアクセスの促進に貢献する世銀債の発行をアレンジしました。バークレイズは今後も、持続可能な世界の発展を金融の力でサポートするべく努力してまいります」と述べています。

バークレイズについて

バークレイズは、英国および米国を主要拠点とし、個人および法人向け銀行業務、投資銀行業務、クレジットカード、資産管理業務等を提供する金融機関です。325年以上の歴史と銀行としての専門性を備えたバークレイズは、世界40カ国以上に約8万3,500人の従業員を擁し、世界中のお客様に為替、融資、投資、資産管理に関わるサービスを提供しています。より詳細な情報は、グループのウェブサイト home.barclaysをご覧ください。

バークレイズ、今年1月に続き世界銀行の「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」発行をアレンジ―食品ロスと食品廃棄問題の解決に貢献(PDF)