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バークレイズ証券、15件目の再生可能エネルギープロジェクトボンドを新組成

2023年8月31日

プロジェクトボンドを追加発行できる仕組みを採用、引き続き日本のグリーンファイナンス市場拡大に貢献

バークレイズ証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木曽 健太郎)は本日、リニューアブル・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:眞邉 勝仁)により管理・運営される全国15都道府県に分散された24の太陽光発電所のポートフォリオを裏付とした178.3億円の再生可能エネルギープロジェクトボンドを新たに組成しました。当社がアレンジした再生可能エネルギープロジェクトボンドとしては2022年12月に続いて15件目となり、2017年の第1号案件以降累計の発行総額は1,446億円となりました。

本案件は、格付投資情報センター(R&I)より最上位の評価であるグリーンボンド格付GA1と、グリーンボンド原則等への適合性に関してセカンドオピニオンを獲得しており、プロジェクトファイナンス形式で発行されたグリーンボンド及びグリーンローンです。またリニューアブル・ジャパン株式会社にとっては13件目のプロジェクトボンド発行(累積1,284億円)となります。

バークレイズ証券の投資銀行部門ストラクチャード・ファイナンス部長、上田 輝久は、「前回債から採用したAfterFIT運営を考慮したファイナンスである点に加え、新たな試みとして、初回のプロジェクトボンドを発行した後、プロジェクトを追加購入し裏付資産に加えることで、プロジェクトボンドを追加発行できるアコーディオン型ファイナンスを採用しました。プロジェクトの追加により分散効果が高まり、これまで組成費用がネックとなってそれ単体では組成が難しかった数億円の小規模プロジェクトをプロジェクトボンドの対象資産として取り込むことが可能となります。当社は引き続き、事業者と投資家のニーズに応えるとともに、日本のグリーンファイナンス市場の拡大に尽力してまいります」と述べています。

本取引の概要

名称:RJ再生可能エネルギープロジェクトボンドXIII受益権 /ABL
発行金額(初回):17,830,000,000円 [受益権 (GB): 11,330,000,000円 ABL (GL): 6,500,000,000円]
追加発行枠:3,500,000,000円
発行日:2023/8/31
最終償還日:2048/9/20
受託者:三菱HCキャピタル信託株式会社

本取引の対象事業

スポンサー:リニューアブル・ジャパン株式会社
所在地:全国15都道府県24物件
事業規模:合計52.3 MW(モジュール規模)
年間CO2排出削減量:約26,651トン

 

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