バークレイズ、米州開発銀行の「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」発行をアレンジ
2022年8月31日
バークレイズ証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木曽 健太郎)はこのたび、米州開発銀行(Inter-American Development Bank (IDB)、スタンダード&プアーズ: AAA、ムーディーズ: Aaa)による「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」の発行において、アレンジャーを務めました。このサステナブル・ディベロップメント・ボンドは期間10年の米ドル建て債券(発行額:1億米ドル、約133億円)で、農林中央金庫(代表理事理事長:奥 和登)が全額を購入しました。
米州開発銀行は、中南米・カリブ加盟諸国の経済・社会発展への貢献を目的に設立された国際機関です。加盟国とのパートナーシップの下、持続可能かつ気候変動に配慮した手法を通じて、中南米とカリブ海諸国の経済・社会的発展の促進、および貧困と不平等の削減に尽力しています。当該地域ではGDPに占める農業の割合が大きく、農業が重要な基幹産業である一方、農業従事者の貧困、農作物の安全性、価格競争力の低さ等、多様な課題が存在します。今回のサステナブル・ディベロップメント・ボンドに投資された資金は、当該地域が抱える農業に関連する諸問題解決を促進するプロジェクトを含む、米州開発銀行の融資案件に活用されます。
バークレイズは、ESG債の起債運営やグリーンファイナンスをテーマとしたカンファレンスの主催などにグローバルで積極的に取り組んでいます。今後もこのような債券のアレンジを通じ、日本の投資家の方々が世界中で喫緊の課題となっている環境問題の解決に貢献するサポートをしてまいります。
バークレイズについて
バークレイズは、英国を本拠とするユニバーサル・バンク(総合的な金融機関)です。多様なビジネスとさまざまな種類の顧客を持ち、世界各地でビジネスを展開しています。世界中で個人向け銀行業務や各種支払いサービスを提供するほか、フルサービスの法人向け銀行業務および投資銀行業務を提供する世界有数の金融機関です。これらバークレイズのビジネスはすべて、テクノロジー、オペレーション、事務管理などのサービスをグループ全体に提供するサービスカンパニーによって支えられています。