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バークレイズ・バンク・ピーエルシー、監督当局と和解

2012年6月27日

バークレイズは本日、英金融サービス機構(FSA)、米商品先物取引委員会(CFTC)及び米司法省(DOJ)詐欺局(以上をまとめて「監督当局」とする)がバークレイズ及びその他の参加金融機関を対象に行った各種銀行間取引金利の設定に関する調査について、監督当局との和解案に合意したことを発表しました。

この解決は、銀行業界全体にわたる調査の一部であり、当調査は各通貨の指標となる銀行間取引金利の設定が対象となりました。本件の解決条件として、バークレイズは、FSAとの和解協定、DOJとの非訴追協定及びCFTCとの和解命令協定を締結、ペナルティー総額2億9,000万ポンド(ポンド相当額)の支払いに同意しました。また、欧州銀行間取引金利(EURIBOR)を参照する金融商品については、独禁法違反の可能性に関連して米司法省反トラスト局から条件付で制裁措置の減免を受けております。

バークレイズは監督当局による当調査に対して全面的に協力しており、その質と内容、また解決に至った過去の問題点に対処すべく強化されたシステム及び管理体制は、監督当局から相応の評価を得ています。

バークレイズ・グループ最高責任者であるボブ・ダイアモンドは次のようにコメントしています。
「この日解決に至った出来事は、バークレイズが事業を行う上で目指している基準に遠く及ばない、過去の行動に起因しています。バークレイズではこれらの問題を認識すると同時に、解決に向け迅速に行動を起こし、監督当局と広範囲にわたり積極的に協力してまいりました。私はバークレイズで強く受け継がれてきた振る舞い方や高い精神性といったグループの文化を何よりも大切にしています。一部従業員がグループの文化及び価値観に一致しない行動を取ったことを大変遺憾に思います。経営にあたる者の責任として、グループの財務担当取締役であるクリス・ルーカス、最高執行責任者であるジェリー・デル・ミシエ、コーポーレート・アンド・インベストメント・バンキング部門最高責任者であるリッチ・リッチー及び私は本年の年間賞与を自主的に辞退する旨、取締役会と同意いたしました」。

バークレイズ・グループ会長を務めるマーカス・エイジアスは次のように述べています。
「グループ取締役会では本日の発表に関わる問題を極めて深刻に受け止め、まことに遺憾であると考えています。監督当局にも認めて頂いたとおり、グループでは本件が発覚して以降、経営陣主導の下、監督当局の調査に全面的に協力してまいりました。また、問題点の是正のために迅速かつ断固たる行動を取ってまいりました。取締役会では、ボブ・ダイアモンド、クリス・ルーカス、ジェリー・デル・ミシエ、リッチ・リッチー各氏がバークレイズ首脳陣としての共同責任を認め、範を示したと受けとめています」。

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バークレイズについて:

バークレイズは、リテール・バンキング、クレジットカード、コーポレート・バンキング、投資銀行業務及びウェルス・マネジメントを手掛ける国際的な大手金融サービス提供機関です。300年の歴史と銀行業務のノウハウを有しており、50カ国以上で事業を展開、140,000名以上の従業員を擁しています。世界各地の顧客および取引先のために、資金の移動、貸付、投資および保護を行っています。

ークレイズ・バンク・ピーエルシー、監督当局と和解

Barclays Bank PLC Settlement with Authorities