バークレイズ・キャピタル、財政健全度加重債券インデックスの公表を開始
2011年7月27日
【2011年7月27日、ロンドン】 主要債券市場ベンチマークを作成・提供しているバークレイズ・キャピタルは本日、新たな財政健全度加重債券インデックスを公表開始すると発表しました。新インデックスは従来の各種国債インデックスをベースとし、各国の財政状況などに関するファンダメンタル指標に基づいて算出される国別のウェイトを適用するものです。新インデックスは、バークレイズ・キャピタルの代替加重方法を用いたインデックス群に属し、広く使われている、インデックス構成銘柄の時価総額加重債券インデックス以外の選択肢を投資家に提供するものです。
バークレイズ・キャピタルのインデックス・ポートフォリオ・リスク・ソリューション部門責任者であるワカス・サマドは今回の新インデックス立ち上げに際し、次のように述べています。「時価総額加重を用いた債券インデックスは引き続き標準的なベンチマークとして用いられるでしょう。一方、一部の投資家は、時価総額とは異なるウェイトを用いたインデックスの方が、自分たちのポートフォリオにとって、より適切なベンチマークであると考えています。このように新しい革新的なウェイトを用いたベンチマーク・インデックスを開発することで、バークレイズ・キャピタルは、債券投資家の投資対象に対する考え方に即した、インデックス、ポートフォリオ管理、リスク管理に関するさまざまなソリューションを提供することができます」。
財政健全度加重インデックスは、一般に入手可能なマクロ経済指標、ガバナンス指標から国別のスコアを算出し、従来の時価総額加重を用いたグローバル国債インデックスやユーロ国債インデックスの国別ウェイトを補正するものです。時価総額は市場の規模、流動性をあらわす基本的な指標です。財政健全度加重インデックスでは、さらに各国の債務返済能力、対外債務への依存度、諸制度の頑健さなどをあらわす簡単かつ客観的なスコアを用いて、時価総額加重から国別ウェイトを調整します。このような二段階のアプローチにより、スコアの高い国にウェイトを多く配分すると同時に、市場規模が小さく流動性の乏しい市場に過剰なウェイトが配分されることを避け、インデックスが複製可能であることを保証することができます。新しい代替加重方法はさまざまなカスタム・インデックスに適用することも可能です。財政健全度加重債券インデックスは、バークレイズ・キャピタルが日本を含めた各国の財政状況に定性的な判断を下すことを目的とするものではなく、一般的なファンダメンタル指標に基づいてインデックス中の国別ウェイトを調整したいという投資家ニーズに応えるものです。
バークレイズ・キャピタル財政健全度加重インデックスに関するデータは、バークレイズ・キャピタル・ライブ(Barclays Capital Live)、ブルームバーグ(Bloomberg®)、およびバークレイズ・キャピタルPOINT®から入手可能で、ライセンスをお持ちの投資家は詳細データにアクセスしていただくことができます。
バークレイズ・キャピタルのインデックス・ポートフォリオ・リスク・ソリューション部門について
バークレイズ・キャピタルのインデックス・プラットフォームは、アルファおよびベータ獲得のための投資・市場
分析、ポートフォリオとベンチマークの対比・パフォーマンス分析、資産配分、インデックス・ファンドの組成およびインデックスに基づいたストラクチャー商品など、グローバルな投資家のさまざまなニーズにお応えするため、市場をリードするベンチマーク・インデックスとアルファを獲得するためのインデックス商品を提供しています。
バークレイズ・キャピタルについて
バークレイズ・キャピタルは、バークレイズ・バンク・ピーエルシー(バークレイズ銀行)の投資銀行部門です。 独自のビジネスモデルに基づき、世界中の政府、金融機関、事業法人に向けて広範囲にわたる戦略的アドバイス、資金調達およびリスク管理に関するサービスを提供しています。バークレイズ・
キャピタルは、世界各国で約25,000人の社員を擁し、世界中のお客様のニーズに的確に対応する業務体制を敷いております。
本件に関するお問い合せ先:
バークレイズ・キャピタル広報 林原麻里子 / 戸塚真理奈 TEL +81 3 4530 5623 / 5602
London, 27 July 2011 – Barclays Capital, publisher of leading broad market bond benchmarks, today announced the launch of the Barclays Capital Fiscal Strength Weighted Bond Index family, a new suite of benchmark indices that uses fundamental measures of fiscal sustainability to adjust country weights within existing government bond indices. This new index family is the latest in a series of alternative weight benchmarks in the Barclays Capital index platform and widens the choice for investors beyond existing flagship indices which weight index eligible securities by their market value.
“While market value weighted indices remain the market standard for fixed income indices, some investors favour alternative weight indices as their portfolio benchmarks,” said Waqas Samad, Head of Index, Portfolio and Risk Solutions at Barclays Capital. “By continuing to develop new and innovative alternative weight benchmark indices, Barclays Capital is able to offer debt investors a full suite of index, portfolio and risk solutions truly tailored to an index user’s specific market perspective.”
The Barclays Capital Fiscal Strength Weighted Index family uses country scores derived from publicly available macroeconomic and governance data to adjust the market capitalization country weights within existing Barclays Capital benchmarks such as the Global Treasury or Euro Treasury indices. Market value weights are used as a baseline fundamental measure of market capacity and liquidity, and are then scaled up or scaled down based on simple and objective measures of a country’s financial solvency, dependence on external financing and institutional strength. This hybrid approach allocates additional index weight towards countries that have higher scores based on these variables, while ensuring that the index remains replicable by not forcing large or excessive weights to smaller or less liquid markets. This new rules-based alternative weighting methodology can also be adapted for use in bespoke benchmark solutions.
Contact:
Catherine Malloy
+44 20 777 38939
catherine.malloy@barclayscapital.com
Erica Chase
+1 212 412 6830
erica.chase@barclayscapital.com