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バークレイズ、EBAの欧州銀行ストレステストに合格

2014年10月26日

バークレイズは10月26日、欧州銀行監督機構(EBA)が欧州の123の銀行を対象に実施した健全性審査(ストレステスト)の結果を公表したことに関連し、プレスリリースを発表しました。EBAが想定する悪化シナリオにおけるバークレイズのCRD IV移行ベースの推定普通株式Tier1(CET1)資本比率は他の欧州銀行と比較可能なベースで8.2%となり、バークレイズはEBAの欧州銀行ストレステストに合格しました。同シナリオにおけるバークレイズのプルーデンス規制機構(PRA)のCRD IV移行ベースの推定CET1資本比率は7.1%でした。バークレイズのCET1資本比率はいずれの計算方法でもEBAが定める最低基準の5.5%を上回りました。

EBAが発表したストレステストの結果は各行の自国の監督機関の定める方法に従い、CRD IV移行ベースで算出されたCET1資本比率に基づいています。英国の銀行の場合、CRD IV移行ベースのCET1資本比率は最大の移行ベースを反映しています(「PRA移行ベースのCET1資本比率」)。このため、より緩やかな移行ペースを採用している他の欧州諸国の銀行のCRD IV移行ベースのCET1資本比率と直接比較することはできません。

バークレイズは、完全施行ベースの連結CET1資本比率は2014年6月30日現在で9.9%と発表しました。完全施行ベースのCET1資本比率を2015年に10.5%、2016年末までに11%超にすることを目指しています。バークレイズは2014年10月30日、完全施行ベースのCET1資本比率を含め、2014年9月30日までの9ヵ月間の決算報告を発表します。

EBAの書式による英ポンド建ておよびユーロ建てのバークレイズのストレステストの結果は、www.barclays.com/barclays-investor-relations/investor-news.html  でご覧いただけます。EBAは各行のストレステストの結果の比較可能性と整合性を改善するために開示用の標準書式を作成しました。これらの書式には、バークレイズの2013年12月31日時点のリスク調整後信用リスク・エクスポージャー、資産のタイプ、証券化エクスポージャーおよび市場リスクのリスク調整後資産、満期・国/地域別のソブリン債エクスポージャーの詳細が記載されています。

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注記:

EBAの想定悪化シナリオは2013年12月時点のバークレイズの連結貸借対照表および損益計算表に36ヵ月、EBA独自に定めた想定に基づきストレスを加えた先行きを見通したものです。

PRA移行ベースの比率では(のれん、繰延税金資産、減損に係る想定損失の余剰などを含む)いくつかの具体的な移行項目を完全に控除することが求められています。PRAの移行ベースと完全施行ベースの唯一の違いは売却可能資産にかかる収益の取扱いみです。

ストレステストで利用されている普通株式Tier1の定義は、資本要件規制(CRR: Capital Requirements Regulation)/改正資本要件指令(CRD IV: Capital Requirements Directive)の資本の定義に各国の当局によって導入されている、2013年12月、2014年12月、2015年12月、2016年12月のそれぞれの時点における移行時の調整を加えたものです。

バークレイズについて

バークレイズは、個人・法人向け銀行業務、クレジットカード、投資銀行業務、資産管理業務などさまざまな金融サービスを欧州、米州、アフリカ、アジアといった地域で展開している世界有数の金融機関です。バークレイズは、人々が目標を実現できるよう、正しい方法で手助けをすることを目標としています。

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バークレイズ、EBAの欧州銀行ストレステストに合格

Barclays passes EBA EU-wide stress test