バークレイズ証券、9件目の再生可能エネルギープロジェクトボンドを組成
2021年2月12日
プロジェクトファイナンス形式のグリーンボンドで最大規模の発電容量
バークレイズ証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木曽 健太郎)は本日、岩手県一関市大東町の太陽光発電事業プロジェクトに対する再生可能エネルギープロジェクトボンドを組成しました。当社がアレンジした再生可能エネルギープロジェクトボンドとしては、9件目となり、総発行額は787億円を超えました。本件は、リニューアブル・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:眞邉 勝仁)をスポンサーとし、岩手県一関市で開発・建設中の太陽光発電事業に対するプロジェクトファイナンスローンを裏付とした信託受益権です。
本案件は、格付投資情報センター(R&I)よりグリーンボンド格付(GA1:最上位の評価)及びグリーンボンド原則等への適合性に関してセカンドオピニオンを獲得しており、プロジェクトファイナンス形式で発行されたグリーンボンド及びグリーンローンです。リニューアブル・ジャパンが2018 年にグリーンボンドフレームワークを作成してから、6回目のグリーンボンド/グリーンローンの発行となり、同社が発行した案件の中で、最大規模の発電容量を有します。また、過去案件で最大の投資家件数を集め、日本のグリーンボンド/グリーンローン市場に、地域金融機関を中心とした新たな投資家層を呼び込むことに貢献しました。
バークレイズ証券の投資銀行部門ストラクチャード・ファイナンス部長、上田 輝久は、「当社におきましては9件目となるグリーンプロジェクトボンド/ABLの組成となり、大手機関投資家や地域金融機関の幅広い投資家にご参加いただく取引となりました。今後も引き続き、事業者と投資家のニーズに応えるとともに、日本のグリーンファイナンス市場の拡大に尽力して参ります。」と述べています。
本取引の概要
名称:RJ再生可能エネルギープロジェクトボンドVIII受益権 (GB) / ABL (GL)
発行金額:12,700,000,000円[受益権 (GB): 3,500,000,000円 / ABL (GL): 9,200,000,000円]
発行日:2021/2/12
最終償還日:2040/8/20
受託者:日立キャピタル信託株式会社
対象事業の概要
事業者のスポンサー内容:リニューアブル・ジャパン株式会社
事業内容:太陽光発電事業の開発、及び完工後の発電事業
所在地:岩手県一関市
事業規模:42.3 MW(モジュール規模)
年間CO2排出削減量:約23,407トン
バークレイズについて
バークレイズは、英国を本拠とするユニバーサル・バンク(総合的な金融機関)です。多様なビジネスとさまざまな種類の顧客を持ち、世界各地でビジネスを展開しています。世界中で個人向け銀行業務や各種支払いサービスを提供するほか、フルサービスの法人向け銀行業務および投資銀行業務を提供する世界有数の金融機関です。これらバークレイズのビジネスはすべて、テクノロジー、オペレーション、事務管理などのサービスをグループ全体に提供するサービスカンパニーによって支えられています。