バークレイズ、矢野雄彦氏を日本の投資銀行部門の会長およびバークレイズ証券の副会長に任命
2019年12月12日
バークレイズ証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木曽 健太郎)は、2020年1月1日付で投資銀行部門の会長およびバークレイズ証券の副会長として矢野雄彦(やの ゆうひこ)氏を任命しましたので、お知らせいたします。
矢野氏は日本のテクノロジーおよびインダストリアル業界の主要企業をカバーしてきた幅広い経験を持ち、我が国におけるバークレイズの投資銀行部門のアドバイザリー業務およびファイナンシング業務の拡大を推進する役割を担います。バークレイズの東京オフィスに勤務し、アジア太平洋地域の投資銀行部門の統括責任者であるヴァネッサ・クーにレポートします。
矢野氏は2016年にクレディ・スイス証券に入社し、マネージング・ディレクターとして投資銀行本部の事業法人部を統括しました。それ以前は、ドイツ証券で投資銀行統括部共同責任者を務め、リーマン・ブラザーズ証券やメリルリンチ日本証券にも勤務しています。
日本国内において最も経験豊富なバンカーの一人である矢野氏はこれまでに、ABB社によるパワーグリッド事業の日立製作所への売却、パナソニックによるセキュリティシステム事業のポラリス・キャピタル・グループへの売却、日立製作所による台湾の有力なエレベーターメーカーである永大機電の買収、ソフトバンク上場の共同主幹事、同グループによる45億ドルの永久劣後債発行共同主幹事、ベインキャピタルによる東芝メモリの買収、日立製作所による日立国際電気のKKRと日本産業パートナーズへの売却、富士通とレノボによるPC事業の合弁会社の設立など、数多くの重要案件を手掛けました。
ヴァネッサ・クーは、「矢野氏は業界内で大変高い評価を受けており、矢野氏が有する、世界的にも重要な日本の大企業群との深いリレーションシップは、バークレイズが他にはない卓越したサービスをクライアントに提供し続ける上で、大きな助けとなるでしょう」と述べています。
バークレイズのアジア太平洋地域CEOであるジャイディープ・カンナは、「日本はバークレイズにとって戦略的に重要な市場であり、50年を越えるプレゼンスがあります。我々はアジア太平洋地域におけるビジネスの成長のために継続して投資していますが、このたび素晴らしい実績を持つ矢野氏がバークレイズのアジア太平洋地域のチームに加わることをうれしく思います」と述べています。
バークレイズについて
バークレイズは、英国および米国を主要拠点とし、個人および法人向け銀行業務、投資銀行業務、クレジットカード、資産管理業務等を提供する金融機関です。325年以上の歴史と銀行としての専門性を備えたバークレイズは、世界40か国以上に約8万3,500人の従業員を擁し、世界中のお客様に為替、融資、投資、資産管理に関わるサービスを提供しています。より詳細な情報は、グループのウェブサイト home.barclays をご覧ください。