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ボブ・ダイアモンド氏の退職金に関するご報告

2012年7月10日

バークレイズは7月3日、当時グループ最高責任者を務めていたボブ・ダイアモンド氏が即日にて同職および従来務めていたグループ内の全役職を退任することを発表しました。本日、この退任に伴い発生する諸問題に関し、グループ取締役会はダイアモンド氏と合意に達した旨を発表しました。

ダイアモンド氏は支払われるはずであった権利未確定の繰延賞与と長期株式報奨の全てを自主的に辞退することを申し出ました。これは同氏が先に明らかにした今年の年次賞与の辞退に続くものです。取締役会はこの申し出を受け入れました。これに伴い、ダイアモンド氏に支払われる予定だった権利未確定の繰延賞与と長期報奨は全て無効になり、また、無効になった賞与に関する補償は一切行われません。

取締役会はダイヤモンド氏に対して、後任者への移行に向けて必要であれば支援してくれるよう要請し、同氏はこれを承諾しました。雇用契約に従い、ダイアモンド氏は最大12ヵ月分の給与、退職手当、その他手当を受け取ります。なお、同氏は契約で認められている今後の平衡税制適用を放棄することに同意しました。また、将来支払われる賞与あるいは報奨、雇用契約終了に関連する追加的な補償を一切受け取らない点についても、取締役会とダイヤモンド氏は合意しました。

グループ会長のマーカス・エイジアスは次のように述べています。「取締役会は、ダイアモンド氏がグループ内の全役職から退任するに至った経緯について、極めて遺憾に思っております。自身は過失を犯していないにもかかわらず、同氏は今回の件によってグループが悪い意味で耳目を集めていることを誰よりも強く認識しており、それに対処するために同氏らしい強力な行動を取りました。今回の件は、バークレイズにおけるダイアモンド氏の輝かしい功績を決して損ねるものではなく、また、同氏の行動は自らが多大に貢献してきた組織に対する献身を浮き彫りにしています」。

ボブ・ダイアモンド氏は次のように述べています。「16年にわたりバークレイズの一員であったことを、私は光栄に思っております。一部の従業員の不正行為により、世界中のお客様のために日々業務にあたるバークレイズ従業員の優れた働きが損われることはあってはなりません。私の辞任と、私の報酬に関する本日の発表内容がこの件の幕引きにつながり、バークレイズが再び前進し発展できるようになることを心より願っております」。

本件に関するお問い合わせ先:

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+44 (0) 20 7116 5752

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バークレイズについて:

バークレイズは、リテール・バンキング、クレジットカード、コーポレート・バンキング、投資銀行業務及びウェルス・マネジメントを手掛ける国際的な大手金融サービス提供機関です。300年の歴史と銀行業務のノウハウを有しており、50カ国以上で事業を展開、140,000名以上の従業員を擁しています。世界各地の顧客および取引先のために、資金の移動、貸付、投資および保護を行っています。 

ボブ・ダイアモンド氏の退職金に関するご報告

Agreement on matters arising subsequent to Bob Diamond’s resignation