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バークレイズ、世界銀行の「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」発行をアレンジ

2019年1月9日

海洋保護と人々の水と衛生へのアクセスの促進に貢献

バークレイズ証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木曽 健太郎)はこのたび、世界銀行(国際復興開発銀行、通称IBRD:International Bank for Reconstruction and Development)による「サステナブル・ディベロップメント・ボンド(世銀債)」の発行においてアレンジャーを務めました。このサステナブル・ディベロップメント・ボンドは期間3年のメキシコペソ建て債券(発行額: 5億2,500万メキシコペソ、約2,700万米ドル相当)で、主に日本国内の個人投資家向けに、岡三証券株式会社を通じて2019年1月4日から1月30日まで販売されます。

世界銀行は1944年に設立が合意された国際開発金融機関で、現在189の加盟国が出資して運営されています。世界全体の極度の貧困を撲滅し、すべての人々が共に豊かに暮らせるよう繁栄の共有を実現することを目標に、開発途上国におけるさまざまな分野のプロジェクトを支援しています。「水と海洋の問題対策支援」プロジェクトにも取り組んでおり、現在国際社会が直面しているプラスチックによる海洋汚染や生態系の破壊等の問題に対しても、加盟国と共に海と沿岸海域の環境回復を目指すプロジェクト融資を実施してきています。今回のサステナブル・ディベロップメント・ボンドに投資された資金は、これら海洋の保護や世界中の人々の水と衛生へのアクセスを促進するためのプロジェクトを含む世界銀行の融資案件に活用されます。

バークレイズ証券の木曽健太郎代表取締役社長は、「バークレイズは長年、ファイナンスの力で世界中の環境問題に対処するため、ESG債の起債運営やグリーンファイナンスをテーマとしたカンファレンスの主催などにグローバルで積極的に取り組んできています。今回のサステナブル・ディベロップメント・ボンドの発行にあたり、発行体である世界銀行と日本の個人投資家とを結ぶ役割を果たすことができたこと、それによって日本の投資家の皆さんが世界中で関心が高まりつつある環境問題である『水と海洋問題』の解決に貢献するサポートができたことを大変うれしく思います」と述べています。

バークレイズについて

バークレイズは、英国および米国を主要拠点とし、個人および法人向け銀行業務、投資銀行業務、クレジットカード、資産管理業務等を提供する金融機関です。325年以上の歴史と銀行としての専門性を備えたバークレイズは、世界40カ国以上に8万2,000人の従業員を擁し、世界中のお客様に為替、融資、投資、資産管理に関わるサービスを提供しています。より詳細な情報は、グループのウェブサイト home.barclays をご覧ください。

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