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バークレイズ証券の高木綾子、ブラインドボウリングの 世界選手権で優勝

2017年9月4日

バークレイズ証券株式会社(本社:東京都港区)の社員でブラインドボウリングの日本代表選手である高木 綾子(たかぎ あやこ)が、8月26日から29日の4日間の日程で福岡県福岡市で開催された福岡2017 IBSA(国際視覚障害者スポーツ連盟)テンピンボウリング世界選手権において、B1(全盲)女子シングルス部門で金メダルを獲得しましたのでお知らせいたします。

今回日本での初開催となった本選手権では、世界12カ国・62名の選手が、個人戦および団体戦で世界一を競いました。高木は女子B1クラスの日本代表選手として、個人戦から団体戦まで期間中すべての部門(シングルス、ダブルス、3人チーム戦、4人チーム戦)に出場し、シングルス以外の3つの部門でもそれぞれ3位となり、銅メダルを獲得しました。これにより高木は女子の個人総合でもトップとなり、今大会で2つ目となる金メダルを手にしました。

高木はこれまで、第15回全日本視覚障害者ボウリング選手権(2016年)、第9回西日本視覚障害者ボウリング大会(2017年)など、数々の国内大会、また日本代表として国際大会に出場。ポーランドのウッチで開催された昨年のIBSAテンピンボウリングシングルス世界選手権では、自己最高の女子銀メダルを獲得していました。現在高木は一般社団法人視覚障害者ボウリング協会に所属し、競技をしながらバークレイズ証券の人事部に勤務、障害者採用などの業務に携わっています。また障害者アスリート社員として、障害者についてのさまざまな普及・啓蒙活動を行う社内のダイバーシティー委員会の運営委員も務めています。

今回の女子シングルス部門での初優勝に関して高木は、「昨年のシングルス世界選手権での準優勝から、優勝を目指して1年間業務と両立させながら練習してきました。そして自身最高のアベレージで今回金メダルという目標を達成できたことを、大変うれしく思います。練習やトレーニングのサポートをしてくださった方々、応援してくださった方々にとても感謝しています。ブラインドボウリングは健常者と障害者が同じ場所・ルールで共にプレイできる競技の一つです。ブラインドボウリングを通して人の輪が広がり、健常者と障害者が共に暮らす社会の実現につながることを願っています」と述べています。

バークレイズの日本のCEO、マーク・ディアラブは、「今回の高木の世界選手権での優勝という快挙を、心から祝福します。障害の有無に関わらず強い意志を持って目標を実現する高木のような優秀な人材がバークレイズにいることは、日本のみならず全世界のバークレイズ社員の誇りです」とコメントしています。

テンピンボウリング(ブラインドボウリング):視覚障害のある選手がピンの方向と距離を理解するための「ガイドレール」という手すりと、ボールの軌跡や当たった場所、残ったピンなどを声で教える「ピンスポッター」という晴眼者のアシスタントとともに、一般的なボウリングと同じルールで行われる。さまざまな視覚障害者スポーツの普及を支援している国際的なNPOである国際視覚障害者スポーツ連盟(IBSA)の公式種目のひとつ。

バークレイズについて

バークレイズは、英国および米国を主要拠点とし、個人および法人向け銀行業務、投資銀行業務、クレジットカード、資産管理業務等を提供する金融機関です。325年以上の歴史と銀行としての専門性を備えたバークレイズは、世界40カ国以上に約8万5,000人の従業員を擁し、世界中のお客様に為替、融資、投資、資産管理に関わるサービスを提供しています。より詳細な情報はグループのウェブサイト www.home.barclays をご覧ください。

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