グループ会長の退任について
2012年7月2日
バークレイズは本日、マーカス・エイジアスがグループ会長職を退任することを発表いたしました。これに伴い、サー・ジョン・サンダーランドが本日より現在の取締役会メンバーおよび外部からの後任者の選定を開始します。エイジアスは後任への継承が秩序を保ち確実に完了するまで、現職にとどまる予定です。また、サー・マイケル・レイクが副会長に就任しました。
マーカス・エイジアスは次のように述べています。「過去6年間にわたりバークレイズ・グループ会長を務めてきたことを光栄に思います。在任期間中、世界経済全般、とりわけ銀行業界は前例のない緊張と混乱に直面しました。バークレイズではジョン・ヴァーリー、そして現在のボブ・ダイアモンドという両グループ最高責任者の指揮の下で、優れた経営陣が力強く協力的な取締役会と連携し運営を行ってまいりました。バークレイズは金融危機の間も底堅さを維持しながら、しっかりした資本を有する強固で収益性の高い事業を構築すべく全力で取り組んでまいりました。
しかしながら、先週の出来事により許容基準を逸脱した行内での行いが明らかとなり、バークレイズの評判は著しく損なわれることとなりました。私は会長として、グループの評価の維持を監督する全面的な役割を担っています。従いまして、私はこの責任をとり会長職を退任いたします。
このたび取締役会はビジネスの執行の観点でグループ内の監査を開始することを合意しました。
この監査は独立した第三者機関によって実施され、結果はサー・マイケル・レイクおよび業務執行権の無い取締役から成る委員会に報告されます
監査は次の3点を目的としています:
- 信用危機勃発以降に不備が判明した過去のすべての事業活動の徹底的な調査、およびバークレイズの今後の事業活動およびビジネスカルチャーへの影響の特定
- 監査結果に関する公的報告書の発行
- バークレイズ全体に義務として適用される新たな行動規範の策定
このたびの監査は、バークレイズの評価の回復を目指す広範なプログラムの1つとして実施されます。グループの評価を損なわせる恐れのある行動に対し、いかなる違反も許さない断固とした措置を確立します。
バークレイズの顧客の皆様、株主の皆様、従業員の期待を裏切り、失望させることとなり衷心よりお詫び申し上げます。バークレイズの従業員は全力かつ誠実に、日々の業務に邁進していることをどうぞご理解ください。
私はバークレイズのために今後も引き続き最大限の努力をしてまいる所存です」。
本件に関するお問い合わせ先:
Investor Relations
Charlie Rozes
+44 (0) 20 7116 5752
Media Relations
Giles Croot
+44 (0) 20 7116 6132
バークレイズについて:
バークレイズは、リテール・バンキング、クレジットカード、コーポレート・バンキング、投資銀行業務及びウェルス・マネジメントを手掛ける国際的な大手金融サービス提供機関です。300年の歴史と銀行業務のノウハウを有しており、50カ国以上で事業を展開、140,000名以上の従業員を擁しています。世界各地の顧客および取引先のために、資金の移動、貸付、投資および保護を行っています。