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震災復興支援

バークレイズでは2011年3月11日に発生した東日本大震災によって甚大な被害を受けた岩手県大槌町を中心に支援活動を行っています。

震災直後は社員ボランティアを定期的に現地へ派遣し、被災した家屋等の撤去や清掃、炊き出し、津波に流された写真を回収し、洗浄して持ち主に返す活動のお手伝いを行うなど、復旧を目的とした活動を行ってまいりました。また、社員より募った支援金より、多くの救援物資を地域の皆さんへお届けいたしました。

2014年以降は地域の自立を支援する活動に軸足を動かしました。時間が経過し、復興への関心が徐々に失われる中、現在でも社員が現地に足を運び、コミュニティの自立に向けた活動を行っています。

大槌文化ハウス

東京大学と協力し、地域住民の皆様が気軽に文化に触れることができる場として大槌町に「大槌文化ハウス」を寄贈いたしました。2013年9月にオープンした同ハウスには、様々な書籍や博覧物が展示されています。また、「東京大学 in 大槌」という名の下で、各分野の専門家が講義を開催し、町民の皆様に学びの機会を提供しています。

釜石・大槌バークレイズ林業スクール

バークレイズは「若者の起業、就労力」を支援する観点から、2014年よりIT技術やマーケティングなど多様なスキルを身につけた次世代の林業従事者の育成を図る「釜石・大槌バークレイズ林業スクール」の設立を致しました。この事業は地元の森林組合や林業従事者のみならず、林野庁、地方自治体、大学、他の地域の森林組合などからも高く評価されています。カリキュラムの一環として、女性能力の活用、リスク・経営管理、マーケティングや商品開発といった分野で社員が講師として現地を訪問し、講義に協力しています。

UK-Japan Young Scientist Workshop (日英高校生の科学交流)

天然資源の限られている日本では、科学の力が経済と社会の発展に大きな役割を果たしてきました。

地球温暖化、資源問題、人口増加やそれに伴う食料問題など、人類が世界的な視野で解決しなければならない問題が多く存在する中、科学の力でこうした問題を解決する必要性は従来以上に高まっています。

英国クリフトン科学財団(Clifton Scientific Trust) が運営するUK-Japan Young Scientist Workshopは、文部科学省によって「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」として指定された東北地方の高校生を英国のケンブリッジ大学に派遣し、科学の実験を体験してもらうという交流プログラムです。2012年以降、毎年約20名の高校生が、自らの興味のあるテーマを選び、英国の高校生と共に本格的な環境下で実験を行うことによって、科学に対する興味を向上させるだけでなく、現地の学生との友情を育んでいます。2014年のプログラムでは、英国の高校生を日本に迎え、東北大学で同様のワークショップを開催しました。

復興アントレプレナー

「復興アントレプレナー」は2013年より放課後NPOアフタースクールとバークレイズが協力して実施している独自の起業体験プログラムです。仙台、福島、釜石、大槌などの被災地の中高校生を対象に、現地の特産品を仕入れ、東京で販売するという商業体験を通して、仕入れ、予算の立案、陳列、販売など商売についての様々な知識を学んでもらうことと、「起業する」ことの面白さを子供たちに感じてもらうことを目的としています。

毎回約20名が参加するこのプロジェクトに、バークレイズの社員も参加し、子供たちと一緒に企画を行い、販売計画へのアドバイスを行うなど、子供たちに様々な「気づき」を与える機会を提供しています。参加者からは、「世の中の商品やお金の流れを理解することが出来た」、「モノを売ることがどれだけ大変かわかった」、「お客様にモノが売れる楽しさを知ることができた」という声が寄せられています。

就労支援事業

バークレイズは、岩手県の大槌、釜石地区で障がい者の就労支援、技能向上事業を行う遠野まごころネットの活動に協力しています。同NPOによる「大槌みらい工房」の設立に協力し、就労支援活動に必要となる機器等を寄付いたしました。また、地域の皆様と協力し、同工房に隣接されたハーブ園でハーブの栽培や、釜石市甲子町で作られるシードルやワインの原料となるぶどうの植樹を手伝うなど、多くの社員がボランティアとして活動に参加しています。

かまいし仙人峠マラソン

バークレイズは2011年より、毎年秋に釜石で開催される「かまいし仙人峠マラソン」に社員がランナーとして、またボランティアとして参加をしています。大会当日に行われる特産展では、大槌みらい工房で製造された食品やグッズを参加者や地元の皆様にご紹介し、地域の自立支援を応援する活動を行っています。

熊本復興支援

バークレイズでは2016年4月に発生した地震で甚大な被害を受けた熊本を中心とする九州地区を応援する活動を行っています。地域の産物を社員に紹介し、購入を通じて被災した生産者を応援するほか、社員より募った支援金を、日本赤十字社をはじめとした支援団体等へ寄付する活動を行っています。